【Spigot】Bukkitプラグインの作り方講座 - はじめに
Bukkitプラグインとは
- Bukkitとは、ゲーム「Minecraft」のサーバーModの一つ。
- Bukkitには、プラグインを入れることで通常の「バニラサーバー」では出来ない機能を追加できる。
- プラグインはModのようにブロックやアイテムを追加することは出来ない。
- 2017年現在多くのサーバーがBukkitにて稼働しており、プラグインによって経済や要素が追加されている。
- Bukkitは現在更新及び公開が停止しているが、その派生版としてSpigotが存在しBukkitと同様に使用でき、加えて多くの機能が追加されている。ただし、プラグイン開発ではBukkitとSpigotに一部違いがあるため注意が必要。今回はSpigotを使用する。
- Minecraftはプログラミング言語「Java」でできている。ModやBukkitプラグインも同様。
プラグインで出来ること、出来ないこと
出来ること:黒
出来ないこと:赤
- ブロックやアイテム、エンティティの操作や挙動を変える
- 新しい見た目のブロックやアイテム、エンティティの追加
- インベントリの操作や挙動を変える
- 新しい見た目のGUIの追加
- コマンドの追加
- 地形・構造物編集、ワールド作成・管理
- 爆破耐性
- お金、ミニゲームなどの追加
- 別の場所にワープする
- タブキーで表示するプレイヤーリストを書き換える
- クラフトレシピを追加する
- サーバーリストに表示する説明を設定する、などなど...
以上にあげたのはほんの一例で、
プラグインの域を出れば、ウェブと連携したワールドマップや、チャット機能など、Javaでできることを組み合わせることができるため、
出来ることは無限にあります。
上記でできないことはForgeModでできますが、
ForgeModは参加するすべてのプレイヤーがModを導入しないといけない点に注意してください。
ブロックの見た目などを変えるにはリソースパックで実現できますが、
既存のものを変えずに新しく追加することはプラグインではできません。
ちなみに、Bukkitは現在更新及び公開が停止しており、
現在使用されているものはBukkitの派生版であるSpigotです。
SpigotはBukkitの機能に加え、多くの機能が追加されています。
ただし、バージョンにより一部違いがあるため注意が必要です。
ここではSpigotを使用します。
他にも、CauldronというForgeModとプラグインを併用するサーバーModも存在します。
はじめに
読者の皆さんには、
Javaを学ばないとプラグインが作れない、と考えるかもしれませんが、
それではプラグインを作るという目標を失い、
挫折してしまいます。
ですからこの講座でプラグインの作り方とともにJavaに慣れていってください。
プラグインで出来ることはたくさんありますので、
楽しいプラグインをどんどん作りましょう!
注意点
- プログラミングについては詳しく解説していませんので、気になることは調べてください。
- ここでは、開発環境にIntelliJ IDEA、またはeclipseを使用しますが、Windows以外では表示や操作が異なる場合があります。
- 内容によっては、Bukkitのバージョンにより異なる可能性があります。
- ここではポート開放のやり方や、ネットに関する詳しいことは説明しません。